生理中に便をすることは、女性にとっては非常につらいことです。便意を我慢すると、腸内の圧力が高まってしまい、お腹が張ったり、腹痛や下痢の原因になることもあります。しかし、生理中に便をするときには、それ以上に痛みを感じることがあります。
生理中に便をすると痛む理由
生理中に便をするときに痛むのは、子宮と直腸が近いためです。子宮が膨らむことで、直腸に圧力がかかります。また、子宮が収縮することで、直腸にも圧力がかかります。そのため、便が通りにくくなり、痛みを感じることがあります。
さらに、生理中には子宮口が開いているため、細菌やウイルスが入りやすくなっています。便を排出するときには、直腸の周りにある筋肉が収縮して便を押し出しますが、このときに細菌やウイルスが直腸に入り込むことがあります。これが原因で、生理中に便をすると膀胱炎や尿道炎になることがあります。
生理中に便をするときの対処法
生理中に便をするときに痛みを軽減するためには、以下のような対処法があります。
1. 便意を我慢しない
便意を我慢すると、腸内の圧力が高まってしまい、痛みを感じることがあります。便意を感じたら、すぐにトイレに行きましょう。
2. 食物繊維を摂取する
食物繊維を摂取することで、便を柔らかくして排便を促すことができます。野菜や果物、穀物などの食品に多く含まれています。
3. 便秘薬を使う
便秘薬を使うことで、便を柔らかくして排便を促すことができます。ただし、過剰な使用は腸内環境を悪化させることがありますので、適量を守って使用しましょう。
4. お腹を温める
お腹を温めることで、血行が良くなり、便通を促すことができます。湯たんぽや温めたタオルをお腹に当ててみましょう。
5. ストレッチをする
ストレッチをすることで、腸内の圧力を和らげることができます。腰を回したり、腹筋を鍛える運動をすると良いでしょう。
まとめ
生理中に便をするときは、子宮と直腸が近いため、痛みを感じることがあります。しかし、便意を我慢しない、食物繊維を摂取する、便秘薬を使う、お腹を温める、ストレッチをするなどの対処法を行うことで、痛みを軽減することができます。生理中に便をするときには、膀胱炎や尿道炎になるリスクもあるため、注意が必要です。