学振の特別研究員制度は、日本学術振興会が運営する研究者育成プログラムの一つです。この制度は、若手研究者が自由な研究テーマを選び、独自の研究を行うことができる貴重な機会となっています。
特別研究員制度の区分
特別研究員制度には、以下の3つの区分があります。
DC1
DC1は、博士前期課程の学生が対象となる区分です。対象者は、博士課程進学を希望する学生や、研究者としての基礎的な能力を身につけたいと考える学生が応募することができます。
DC2
DC2は、博士後期課程の学生が対象となる区分です。対象者は、博士論文の執筆や学会発表のために必要な研究を行いたいと考える学生が応募することができます。
PD
PDは、博士号を取得した研究者が対象となる区分です。対象者は、自分の研究テーマを自由に選び、研究を行うことができます。また、研究の成果を発表する機会も提供されます。
申請スケジュール
特別研究員制度の申請スケジュールは、以下のようになっています。
DC1
DC1の申請締切は、毎年10月上旬です。採用発表は、翌年2月下旬頃に行われます。
DC2
DC2の申請締切は、毎年5月上旬です。採用発表は、翌年1月下旬頃に行われます。
PD
PDの申請締切は、毎年6月下旬です。採用発表は、翌年2月下旬頃に行われます。
応募資格
特別研究員制度に応募するためには、以下の資格が必要です。
DC1
・博士前期課程の学生であること
・学振奨学金の対象になること
・研究計画が学問的に妥当であること
DC2
・博士後期課程の学生であること
・学振奨学金の対象になること
・研究計画が学問的に妥当であること
PD
・博士号を取得してから5年以内であること
・学振奨励研究者の対象になること
・研究計画が学問的に妥当であること
申請書類
特別研究員制度に応募するためには、以下の書類が必要です。
DC1
・研究計画書
・成績証明書
・推薦書
・その他必要書類
DC2
・研究計画書
・博士論文の要旨
・推薦書
・その他必要書類
PD
・研究計画書
・博士論文の要旨
・成果物リスト
・推薦書
・その他必要書類
申請方法
特別研究員制度に応募するためには、以下の手順を踏みます。
1. 応募資格を満たす
特別研究員制度の応募資格を満たしているかを確認します。
2. 必要書類を用意する
申請書類を用意します。
3. インターネットで申請する
日本学術振興会のウェブサイトから、特別研究員制度の申請を行います。
4. 書類を送付する
申請書類を、郵送または持参で提出します。
まとめ
学振の特別研究員制度は、若手研究者が自由な研究テーマを選び、独自の研究を行うことができる貴重な機会です。申請スケジュールや応募資格、申請書類の準備方法などを把握しておくことで、スムーズな申請が可能となります。ぜひ、特別研究員制度に挑戦してみてはいかがでしょうか。