神戸には独特な方言があり、その中でもダボという言葉はよく使われます。ダボとは、普通の日本語で言えば「だろう」という意味ですが、神戸ではより親しみを込めた表現として使われます。
ダボの語源
ダボの語源については諸説ありますが、一般的な説としては、江戸時代に大坂にあった薬種商「住吉屋」の店主が、自分の店の名前を「住吉」という漢字で表記しようとしたところ、「住吉」という漢字が難しくて書けなかったことから、代わりに「ダボ」という漢字を使ったことが起源だと言われています。
また、別の説としては、神戸にかつてあった「ダボ屋」という和菓子屋が、ダボという言葉を広めたというものもあります。
ダボの使い方
神戸では、ダボは「だろう」という意味だけでなく、様々なニュアンスで使われます。例えば、「明日は晴れるダボ」というのは、「明日は晴れるだろう」という意味ですが、親しい友人同士の会話では、「それは面白そうなダボ」というように、親しみを込めた表現としても使われます。
また、神戸弁では、「ダボ〜」という語尾をつけることもあります。例えば、「行くダボ〜」というのは、「行くだろう〜」という意味です。この語尾は、神戸弁の特徴的な表現の一つとして知られています。
まとめ
神戸では、ダボという方言がよく使われます。ダボは、「だろう」という意味だけでなく、様々なニュアンスで使われ、親しみを込めた表現としても使われます。ダボの語源については諸説ありますが、江戸時代に大坂にあった薬種商「住吉屋」の店主が使ったことが起源だと言われています。神戸弁の特徴的な表現の一つである「ダボ〜」という語尾も、よく使われます。