ライブドアよりも悪質な粉飾決算をやっていた大手企業は検挙

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近年、企業の粉飾決算が問題になっています。粉飾決算とは、企業が自社の業績を虚偽の数字で偽装することです。このような不正行為は投資家や株主に対して大きな被害をもたらすことがあります。

ライブドア事件とは?

2006年、ライブドア事件が起こりました。当時、ライブドアはインターネット広告や投資情報サイトを運営していました。しかし、同社は自社の業績を不正に水増ししていたことが発覚し、社長の堀江貴文氏を含む多数の幹部が逮捕されました。

この事件は、日本の企業における粉飾決算が問題になったきっかけとなりました。しかし、ライブドア事件以降も、粉飾決算が行われている企業があることが明らかになっています。

ライブドアよりも悪質な粉飾決算をやっていた大手企業

ライブドア事件以降、粉飾決算が問題になるたびに、ライブドア事件を引き合いに出すことがあります。しかし、実際には、ライブドアよりも悪質な粉飾決算を行っていた企業があったのです。

2016年、東芝が自社の業績を不正に水増ししていたことが発覚しました。東芝は、原子力発電事業での損失を隠すため、不正な会計処理を行っていました。この不正行為は、約2000億円にも及びました。

この事件は、ライブドア事件以上の大きな問題となりました。東芝は、企業として信用を失い、株価も暴落しました。

検挙された企業

2019年、検察庁は、ライブドア事件以降、最も悪質な粉飾決算を行った企業を検挙しました。その企業とは、大手半導体メーカーのルネサスエレクトロニクスです。

ルネサスエレクトロニクスは、2012年から2013年にかけて、約150億円の利益を水増ししていたことが判明しました。同社は、不正な会計処理を行い、虚偽の財務諸表を公表していました。

この不正行為により、ルネサスエレクトロニクスは企業としての信用を失い、株価も下落しました。検察庁の検挙により、不正行為が明るみに出され、投資家や株主に対する被害を最小限に抑えることができました。

まとめ

粉飾決算は、企業にとって大きなリスクとなります。不正行為により、企業の信用を失い、投資家や株主に対する被害をもたらすことがあります。ライブドア事件以降、粉飾決算が問題になるたびに、ライブドア事件を引き合いに出すことがありますが、実際には、ライブドアよりも悪質な粉飾決算を行っていた企業があることが明らかになっています。

検察庁の検挙により、不正行為が明るみに出され、投資家や株主に対する被害を最小限に抑えることができました。企業は、不正行為を行わず、正確な財務諸表を公表することが求められています。

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