オーストラリアは、英語圏では「Australia」と呼ばれていますが、日本では「オーストラリア」という言葉が一般的です。しかし、日本語のニュースやメディアで、オーストラリアを略して「豪州」という表現をよく見かけます。なぜ、オーストラリアは「豪州」と呼ばれるようになったのでしょうか?
「豪」とはどのような意味なのか?
まず、「豪州」という言葉の「豪」とはどのような意味を持つのでしょうか。この「豪」という漢字は、「強い」「大きい」といった意味を持ちます。日本語で「豪雨」という言葉を思い浮かべると、大雨のイメージがあるかもしれません。つまり、「豪州」は「強くて大きな州」という意味合いがあると言えます。
「豪」という略称の起源
「豪州」という略称が使われ始めたのは、第二次世界大戦中のことです。当時、オーストラリアは日本との戦争に巻き込まれ、連合国側として大きな役割を果たしました。この戦争中、オーストラリア軍と日本軍が激戦を繰り広げた「ココダの戦い」という戦闘で、オーストラリア兵士たちが勝利したことが広く報じられました。
この勝利によって、オーストラリアは「豪勝国」と呼ばれるようになりました。そして、「豪勝国」から「豪州」という略称が生まれたとされています。
「豪州」という表現の定着
第二次世界大戦後も、「豪州」という略称は広く使われ続け、現在に至っています。日本語のニュースやメディアでも、オーストラリアを「豪州」と表現することが一般的になっています。
また、「豪州」という略称は、日本語以外の言語でも広く使われています。例えば、英語では「Oz」という略称が使われることがあります。この「Oz」という表現は、「Australia」の最初と最後の文字を取ったものです。
まとめ
オーストラリアを略して「豪州」という表現が使われるようになったのは、第二次世界大戦中の「豪勝国」という呼び名から生まれたものです。その後も、広く使われ続け、現在に至っています。日本語以外の言語でも、「Oz」という略称が使われることがあります。オーストラリアを略して「豪州」と呼ぶことが一般的になった背景には、オーストラリアの強さや大きさに対するイメージがあると言えます。