こんにちは!今回は、建築用語である「がこう」という単語について説明していきたいと思います。「がこう」という言葉を初めて聞いた方も多いのではないでしょうか。しかし、建築現場ではよく使われる単語です。では、「がこう」とは一体何を意味するのでしょうか。
「がこう」とは何か
「がこう」とは、建築現場で使用される用語の1つで、建物の外壁にある装飾的な部分を指します。つまり、外壁の意匠を飾るために設けられる飾り部分のことです。
この「がこう」は、一般的には「餘部」と書かれます。ただし、漢字表記は地域によって異なり、例えば「雅句」「臥虎」などと書かれることもあります。
「がこう」の種類
「がこう」には、様々な種類があります。代表的なものを以下に紹介します。
1.瓦(かわら)
屋根に使用される瓦にも「がこう」があります。瓦屋根の先端にある瓦を「覆瓦(ふくがわ)」、屋根の軒先にある瓦を「飛簷(ひのきやな)」と呼びます。
2.欄干(らんかん)
欄干は、バルコニーやテラスなどの手すり部分を指します。欄干には、様々な形状があります。例えば、縦に細長い板を並べた「縦板欄干」や、横に板を張り付けた「横板欄干」などがあります。
3.軒(のき)
軒は、屋根の先端にある部分を指します。軒には、様々な形状があります。例えば、水平な軒を「平軒(ひらのき)」、斜めに傾けた軒を「勾配軒(こうばいのき)」と呼びます。
4.鼻隠し(はなかくし)
鼻隠しは、屋根の先端にある部分を覆う板のことを指します。鼻隠しには、様々な形状があります。例えば、平らな鼻隠しを「平板鼻隠し(ひらいたはなかくし)」、波打った形状の鼻隠しを「波板鼻隠し(なみいたはなかくし)」と呼びます。
「がこう」の意義
「がこう」は、建物の外観を美しく見せるために設けられる部分です。建物のデザインやイメージを決定する上で、非常に重要な役割を果たしています。
また、「がこう」は、建物の耐久性を高める役割も担っています。雨水や風などの自然環境から建物を守り、長期間にわたって美しい姿を保つために必要な部分と言えます。
まとめ
今回は、「がこう」という建築用語について説明してきました。建物の外観を美しく見せるために設けられる部分であり、建物のデザインやイメージを決定する上で非常に重要な役割を果たしています。また、耐久性を高める役割も担っています。建物を建てる際には、この「がこう」もしっかりと設計することが大切です。