新聞のテレビ欄で、「縦読み」という言葉を聞いたことがありますか?テレビ番組表を縦に読むことで、スムーズに欲しい情報を探すことができるというテクニックです。しかし、この「縦読み」の元祖とされるのは、一体どの新聞なのでしょうか?
「縦読み」の起源は?
「縦読み」の起源は、1950年代に遡ります。当時、テレビはまだ一般的ではなく、新聞が唯一の情報源でした。そのため、テレビ欄で掲載される番組表は、非常に重要な役割を担っていました。
当時のテレビ欄は、横書きで掲載されていました。しかし、番組が増えるにつれ、情報が増え、読みにくくなっていました。そこで、読者のニーズに応えるため、新聞社が独自に「縦読み」を導入するようになりました。
「縦読み」を始めた新聞社は?
「縦読み」を始めた新聞社は、広島県の「中国新聞」です。1957年に、同社が初めて縦書きのテレビ欄を掲載しました。その後、他の新聞社も追随し、現在ではほとんどの新聞が縦書きのテレビ欄を掲載しています。
「縦読み」のメリットは?
「縦読み」は、横書きよりも情報をスムーズに読み取ることができます。横書きだと、1行に多くの情報が詰め込まれ、見づらくなってしまいます。しかし、縦書きだと、1行に1つの番組が掲載されるため、見やすくなります。
また、縦書きだと、情報の比較がしやすくなります。例えば、同じ時間帯に複数の番組がある場合、横書きだとどの番組がどの時間帯に放送されるのか、一度眺める必要があります。しかし、縦書きだと、時間帯ごとに番組が並んでいるため、比較がしやすくなります。
「縦読み」は海外でも使われている?
「縦読み」は、日本独自のテクニックではありません。実は、海外でも同様の方法でテレビ欄が掲載されています。
例えば、アメリカでは、テレビ欄が「縦読み」になっています。ただし、日本とは異なり、番組表が1ページにまとまっているため、見やすさに関しては意見が分かれるところです。
まとめ
「縦読み」という言葉は、日常的に使うことがあるかもしれませんが、その起源やメリットについて知っている人は少ないかもしれません。今回の記事を通じて、「縦読み」の元祖は「中国新聞」であること、縦書きだと情報をスムーズに読み取ることができること、海外でも同様の方法が使われていることを知ってもらえたら幸いです。